第五章 坂巻トンネル


詳しい場所を聞くと私は再び168号を歩き出した。


歩くこと数分、豆腐屋の路地を入ると目指す陸橋が見えてきた。


陸橋の付け根の崖を登ると、坂巻トンネルの入り口へとたどり着いた。


マムシが出そうな雰囲気の中、慎重にトンネル入り口まで進む、コックローチ武田氏ならトンネルから出てきた
巨大マムシ型UMAと対決していただろう。
もっとも、マムシの方が返り討ちにあっていたことは言うまでもないが(爆)


トンネルの柵はさきほどの城戸のものに比べると低く簡単に乗り越えられそうに見えた。


しかし、トンネル入り口は草で覆われていて内部も何があるかわからない、むやみにはいるのは危険だ!!
ということで、やむなくトンネル内部への潜入を断念した。


私は坂巻トンネルの反対側へも行ってみることにした。

坂巻トンネルと八坂トンネルに挟まれたこの場所は先ほどの場所よりも陸橋の高さが高く、外からの観察となった。


線路が敷かれるはずだった路盤は黒く変色して、放置されていた年月の長さを物語る。

城戸トンネル(五条側入口)

坂巻高架橋

坂巻トンネル(五条側入口)

坂巻トンネル(阪本側入口)